ここではFXの自動売買ツールを利用する場合、おすすめ通貨というのがあるのか?どういった通貨ペアが自動売買ツールには適しているのか?という質問・疑問にお答えしていきます。
FXトレードにおいて利益を得るための手法というのは為替差益とスワップ運用の2種類があるのですが、為替差益というのが「安いときに買って高いときに売る」という分かりやすい考え方です。
そんな為替差益を得るためにおすすめ通貨というのはどんなものなのか?という部分を含めながら、自動売買ツールを使った短期的な取引でも十分に利益を生み出すことができる通貨を見ていきましょう。
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本記事の内容
FXの自動売買ツールを使うならおすすめ通貨はどれなの?

それでは自動売買ツールを使ったFX取引でおすすめの通貨をご紹介していきたいと思いますが、先に結論を申し上げれば「米ドル/円」「ユーロ/円」「カナダドル/円」「英ポンド/円」などがおすすめ通貨ペアです。
これらの通貨ペアはリピート注文型の自動売買ツールを使う場合において、とても成果の出やすい通貨ペアといわれています。
その大きな理由としては「長期的に見てレンジ相場である」ということが重要なのですが、そのほかにもチェックしておきたいポイントがあります。
そこで、もう少し詳しく自動売買ツールとおすすめ通貨の関係性をご紹介していきましょう。
<自動売買ツールとおすすめ通貨の関係性でチェックしておきたいポイント>
- 国際的に信用度の高い通貨を選ぶ
- 長期的にレンジ相場であることが大事
- 値動きの平均値が小さな通貨を選ぶ
- レートが低い通貨の方が用意する資金が少なくて済む
それではこれらのポイントを抑えながら、ひとつずつその内容を確認していきたいと思います。
国際的に信用度の高い通貨を選ぶ
こちらは次の「長期的にレンジ相場であることが大事」と繋がっている部分でもあるのですが、そもそもFXの自動売買ツールというのは急激・予測不能な為替変動に対応できないとされています。
国際的に信用度が低いということはどういうことかと言いますと、国内情勢や政府の方針などが不安定で、その国のお金がいつ無価値になってしまうか分からないといったことを指し、そういった国の通貨が絡んだ為替レートは乱高下しがちな傾向にあります。
自動売買ツールを使うのであればこうした国の通貨は選ばず、とにかく国として安定している通貨同士のペアを選んだ方が無難ということですね。
ちなみに、最初にご紹介した日本円・アメリカドル・カナダドル・ユーロ・英ポンドなどは世界の主要通貨ですから、上記の定義を考えても安定していることが分かってもらえるかと思います。
長期的にレンジ相場であることが大事
基本的に安定した通貨同士の為替レートというのは、7割~8割がレンジ相場といわれています。
自動売買ツールを使った取引の場合、長期的に見てレンジ相場である方がこまかく利益を生み出しやすく、さらにリスクを抑えやすいという特徴がありますので、安定した通貨ペアを選ぶことはある意味必須と言えそうです。
また、「長期的に見て」というのがどれくらいのスパンなのかと言いますと、少なくとも5年ほどのデータが必要かと思います。
5年の間でレンジ相場を形成していればおすすめ通貨ペアとして考えていいのですが、実際のグラフも見ておきましょう。
<アメリカドル/日本円(5年)>

こちらは代表的なおすすめ通貨ペアであるアメリカドル/日本円ですが、ある程度5年の周期の間でレンジ相場であることが見て分かります。
(5年前に110円前後、現在107円程度と差がそこまで開いていませんので)
またここ2年ほどはかなり安定していると見てもいいでしょう。
そして、次に一例としてブラジルのレアル通貨と日本円のレートをご覧ください。
<ブラジルレアル/日本円(5年)>

5年というスパンの間にだいぶ下降線を辿っていることが分かります。
(5年前に45円程度だったものが現在26円ということなので)
こうした通貨ペアはあまり自動売買ツールで取引をするのに向きません。
さらにここから価格が下落したら・・・などのリスクがありますからね。
また、このグラフをもっと長期的に見ると以下のようになります。
<ブラジルレアル/日本円(10年)>

10年前には56円ほどだったものが、現在は半分以下の26円です。
もし10年前に「これからはブラジルの時代だ」と思って買っていた人からすればガッカリすぎる下落と言えるでしょう。
こうしたことを考えても、FXの自動売買ツールを使うならレンジ相場の通貨がおすすめということになるわけです。
値動きの平均値が小さな通貨を選ぶ
「レンジ相場のものがおすすめ通貨である」といった話と似ていますが、値動きの平均値が小さな通貨の方が用意しておく資金が少なくて済みます。
というのも、自動売買ツールを使う場合は必要証拠金をある程度FX口座に入れておいて勝手に取引をおこなってもらうわけですが、値動きが激しい通貨を選ぶとその分ロスカットされないために多めの資産を投入しておかなければなりません。
そうなると利益が出る分、ロスも大きくなりがち、といったリスクが発生します。
トータルで勝つことを目指すのであればやはり値動きが小さく、こまかく利益を確定して資産を増やした方が健全と考えられますので、安定した価値を持つ通貨を選ぶことがおすすめです。
レートが低い通貨の方が用意する資金が少なくて済む
こちらも当たり前のことですが、レートの安い通貨の方が用意する資金が少なくて済みます。
たとえば現在であればアメリカドル/日本円なら106円、ユーロ/日本円なら118円程度です。(2019年9月中旬時点)
アメリカドルの方がユーロよりも安く買えますから、その分限られた資産の中で多くの取引が可能となります。
おすすめ通貨はどちらかと聞かれたら、必然的にアメリカドルの方が買いやすいかなといった流れになりますので、こうした部分も把握しておくと役に立つかと思いますよ。
まとめ:FX自動売買ツールでのおすすめ通貨は安定したレートのものを

ご覧いただいたようにFXの自動売買ツールを使うなら安定した価値を持ち続ける通貨がおすすめです。
おすすめ通貨としてご紹介したのはアメリカドル・カナダドル・ユーロ・ポンドで、最初のうちは日本円と絡めた通貨ペアが使いやすいかと思います。
ぜひこちらの内容を参考にしていただき、まずはその通貨の5年分のデータは見るようにしましょう。
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