これからFXに挑戦しようとするビギナーの方にとって、自動売買ツールの選び方というのはとても重要です。
以前は自動売買ツールというと大手FX業者が提供しているものを使うのが主流でしたが、最近は個人が開発した自動売買ツールなどの中にも優秀なものがたくさんあります。
しかし、良い自動売買ツールが増えるのは非常にありがたいことですが、その分FXビギナーからすると「どの自動売買ツールを選べばいいか分からない」といった悩みも出てきてしまいますよね。
そこで、ここではトータル的に考えてFX初心者が使いやすいタイプの自動売買ツールの選び方というのを、いくつか覚えておきたいポイントと一緒にご紹介していきたいと思いますので、ぜひ参考までにご覧になっていってください。
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本記事の内容
FXの自動売買ツールの選び方

それでは初心者でも使いやすいFXの自動売買ツールの選び方についてご紹介していきますが、まず自動売買ツール=EAには5つのタイプがあります。
<FX自動売買ツール「EA」,5つのタイプ>
- リピート注文型
- ストラテジー選択型(ミラートレーダー型)
- ストラテジー選択型(オリジナル型)
- ストラテジー自己設定型
- ストラテジー開発型(MT4系)
こちらのEAタイプの違いや特徴については、以前本サイトでもご紹介した「FXの自動売買ツール、タイプ別に特徴を比較してみた」を参考にしてもらえればと思いますが…。
とにかく初心者であれば分かりやすいリピート注文型、ミラートレーダー型がおすすめです。
(あとはオリジナル型も悪くはありません)
リピート注文型の代表的な自動売買ツールというと『iサイクル注文』などが挙げられますが、こちらは自分で「○○円くらい値段が上がったら買い、○○円くらい下がったら売り」といった設定をするだけで自動的に売買をしてくれるEAです。
また、トレンドの変わり目においても反転取引をおこなってくれるので、非常に親切なツールと言えますね。
このように初心者であれば使いやすさ・分かりやすさを重視してセレクトするというのも選び方のひとつです。
しかし、とはいってもリピート注文型だけでもその数はいくつもありますし、おすすめであるミラートレーダー型も含めれば膨大な数の自動売買ツールが出回っています。
そこで、どういった特徴がある自動売買ツールであれば、選んでも失敗がないかという部分を踏まえた上で、その選び方のポイントをおさえていきましょう。
初心者向けFX自動売買ツールの選び方、3つのポイント

それでは初心者の方がFXの自動売買ツールを選ぶときに一番見てもらいたい・事前に確認してもらいたいポイントを3つに絞ってご紹介していきたいと思います。
<自動売買ツールの選び方・3つのポイント>
- バックテストをチェックして中長期的に利益が得られているかどうかを確認
- 損益をグラフ化したときに波が安定しているかどうかを確認
- 最大ドローダウンは何%かを確認
これらをチェックしておけばだいたいその自動売買ツールが使えそうかどうかが分かりますが、それぞれのポイントについてひとつずつ見ていきましょう。
バックテストをチェックして中長期的に利益が得られているかどうかを確認
バックテストというのは、その自動売買ツールの過去の戦績のようなものです。
つまり、実際にどれくらい予想を当ててくれるのか?という大事な指標となりますので、必ず確認をするようにしましょう。
このとき、グラフが右肩上がりであれば問題はありませんが、そのデータを取った期間にも注目してください。
出来れば数年単位でグラフが右肩上がりであれば信頼における自動売買ツールと言えます。
ただ、新しいツールなどの場合は1~2年くらいしかデータがありませんので、その場合は次の項目をチェックしましょう。
損益をグラフ化したときに波が安定しているかどうかを確認
データを収集する期間が短いツール、もしくは開示されている期間が短い場合や不足しているときはグラフの波を見てみましょう。
損益をグラフ化したときに波が安定して上昇していればとりあえずは問題ないツールと言えます。
しかし、このときグラフがトータルで右肩上がりだったとしても、そのグラフの中に大幅な下落値があればそのツールの信用性というのは著しく低下します。
というのも最終的に勝ちこしていても、それが「まぐれ」である可能性が出てきてしまうからなんですね。
短いスパンでのデータでも安定してゆるやかにグラフが右肩上がりであれば信用できますが、乱高下しているようなグラフであればちょっと利用を控えた方がいいかと思います。
最大ドローダウンは何%かを確認
ドローダウンというのは持っていた資産がFX取引によって何%を減ってしまったか?という数値です。
仮に100万円を持っていたとして、自動売買ツールを使い続けた結果110万円になったとしましょう。
しかし、その過程でドローダウンの数値が10%~15%以上を示していたとしたらちょっと危険です。
つまり、取引をしている間に一時的にでも資産が85万円~90万円にまで下がっていようものなら、実は大損をする可能性もあったということになります。
そのため、出来れば自動売買ツールのデータを見て、最大ドローダウンが10%以内のものを選ぶのが正解と言えるでしょう。
儲けがそこまで大きくならなくても、とにかくリスクが少ない方がFXはトータルで勝てます。
そのため、資産の上がり幅よりも下がり幅を気にして自動売買ツーを選んだ方が、早めにFX業界から退場することを免れますのでおすすめということですね。
まとめ:FX自動売買ツールの選び方は過去のデータをよく見ること

FXというのは過去のデータが非常に重要となりますので、やっぱり自動売買ツールを選ぶ際にも過去のグラフをよく見ることが大切です。
そのため、ご覧いただいたポイントを抑えておけばとりあえず初心者の方でもハズレのツールを引くことがないはず。
ぜひ、参考までに覚えておきましょう。
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